家に長く住んでいると、いろんな箇所で劣化や損傷が気になってくるものです。現在の住まいのどこに問題があって、そこをどう変えたいのか、家族みんなで話し合うことが大切です。すると、物理的に問題が出ている部分はもちろん、自分の欲しい空間や希望のインテリやなどの要望がたくさん出てきます。家族がイメージしている望ましいリフォーム後の住まいをイメージしてみるのです。
そして、業者に相談する段階に入ります。このときに、いまの住居の問題点や改善を要する点について、述べていきます。家の平面図や立面図を用意しておくと、業者との打ち合わせが円滑に進みます。次に、業者によっては、依頼主から要望された部分だけでなく、住まい全体の点検や診断をしてくれるところもあります。
普段は目にすることない、屋根の上や床下など、問題が潜んでないかを診断するのです。中には耐震診断や耐熱診断まで実施するリフォーム業者もおります。とりわけ、断熱の問題など、昨今は重要視されいるテーマです。現在の断熱仕様をチェックし、床の冷たさや部屋の熱気、すきま風など、日常生活で気になっていないかのヒアリングをするのは、家の寿命を長期化させる上でも大切なことなのです。
単に目の前の不具合だけを修理するのではなく、将来を見据えて、家全体を快適にするのが本来のリフォームと言えます。ベビーシッターの仕事をしている人が家のリフォームを依頼することも当然あります。自分がやっているベビーシッターの仕事を続けながら、工事の進捗をも見守っていかなければなりません。ベビーシッターの仕事が忙しいからといって、リフォームという重要な作業を丸投げにする姿勢は間違っています。
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